合同会社ROOT ・ passage社向け
建設向け 電話トークスクリプト
建設会社の社長さんに電話して、「事務まわりの無料〜低額診断」のアポを取るための台本です。オペレーターの方は上から順にそのまま読めば使えます。各ステップに「なぜこの言い方をするのか」の理由も添えました。ゴール=診断(83,000円)のZoomアポ。
対象=中小の建設元請
所要 2〜3分
ゴール=診断アポ
■ 大前提(必ず守ってください)
断定・脅し・大げさな表現は禁止です。「必ず倒産します」「絶対にミスがなくなります」は使わず、すべて「〜していませんか?」という"問いかけ"で進めます。一度はっきり断られたら、それ以上は押さず追いかけません。倒産の話をするときは「帝国データバンクの2025年度」と出典をセットで。
0どんな会社に架けるか
🏗 従業員10〜50名くらいの、地場の建設会社(元請)
請求書の作成・入金の確認・下請けさんへの支払い・許認可の期限管理が、経理や事務の"実質お一人"に集まっている会社。特に経理・事務を「退職に伴い」急募している会社は、まさに今困っているので本命です。社長さんが電話に出る規模感。
今回お渡しするえりすぐり300件は、下の3タイプに分かれます。タイプごとに"一番手に持つ切り口"が違うので、リストのどのタイプに架けているかを見て、太字の一言を混ぜてください。
A土木系 × 特定建設業232件・本命
公共工事+協力会社への支払いが両方走る、事務が一番きつい層。一番手に持つ切り口=「現場ごとの出来高請求と、協力会社さんへの支払い、実質お一人に乗っていませんか?」(本編②)+「決算変更届」(本編2の締切トーク)を強めに。ここが取れれば横展開が最速です。
B建築のみ × 特定建設業41件
公共工事はないが、下請けさんへの支払い管理は重い層。一番手=「協力会社さんへの支払いと、現場別の請求、お一人に集まっていませんか?」。出来高請求の話は薄めでOK。決算変更届は同じく効きます。
C土木系 × 一般建設業27件
規模がやや小さく、事務専任がいない=社長さん自身が握っていることも多い層。一番手=「社長ご自身が、請求と支払いと役所の期限まで抱えていませんか?」と社長直で刺す。決裁が速く即決が狙えます。
📊 架電したら結果をここに記録1件ごとにどのタイプ(A/B/C)に・どう反応したかを、ROOTと共有の振り返り盤に入れてください。タイプ別の「刺さり率」が自動で出て、次の300件をどのタイプに寄せるかを一緒に決められます。
▷ 振り返り盤:建設300件 分布×振り返りダッシュボード(別紙・ROOTから共有)
1電話トーク本編(そのまま読めます)
名乗り → 具体的な作業で刺す → 問いを投げて考えてもらう → 提案 → 返金の安心を先に → 日程だけ押さえる。
①名乗り(最初に信用を置く)
「お世話になります。合同会社ROOTと申します。東京電力やスカパーで基幹システムの設計をしてきた者が、いま中小の建設会社さん向けに、事務まわりを"担当者が辞めても回る形"に立て直すお手伝いをしております。社長さん、今2分だけよろしいですか?」
なぜこう言うか電話の第一印象がその後を決めます。最初に大企業での実績を出すことで「どこの誰だ」という警戒をやわらげ、信用のある状態で話を始められます。「2分だけ」と時間を区切るのは、「長々と売り込まれる」という相手の身構えを下げるためです。実績は必ず冒頭で。
②具体的な作業で刺す
「単刀直入にお聞きします。現場ごとの請求書の作成、入金の消し込み、協力会社さんへの支払い——このあたり、いま実質お一人の方に集まっていたりしませんか?」
「まあ…経理の者が一人でやってるね」/「うーん、正直そうだね」
なぜこう言うか「事務、大変ですか?」のようなぼんやりした質問は答えにくいので流されます。逆に、建設会社ならではの具体的な作業(現場別の請求・消込・協力会社への支払い)を名指しすると、事実だから「はい」「いいえ」ですぐ答えられます。答えた瞬間、社長さんは自分の会社の"詰まっている場所"を意識し始めます。
③問いを投げて、考えてもらう
「もしそうだとしたら、もう一つだけ。その方が、来週いっぱい急にお休みになったとして——請求と入金と、協力会社さんへの支払いは、他の方だけで回りますでしょうか?」
(ここで一拍おいてください。すぐ次を言わず、社長さんに想像してもらう間を作ります)
「…いや、正直きついかもな」(考え込む)
なぜこう言うかここはその場で答えを急がせず、あえて"考えてもらう"のが狙いです。「その人が抜けたら回るか?」という問いは、社長さんの頭に残り、電話を切った後もふと考え続けます。だからこそ、ここで一拍おいて、社長さん自身に"止まる場面"を想像してもらう時間を作ります。すぐ言葉で埋めてしまうと、この効果がなくなります。
④よくある話だと伝える(安心させつつ背中を押す)
「実はこれ、多くの建設会社さんで同じことが起きていまして。帝国データバンクの2025年度の集計でも、"人が辞めて回らなくなった"タイプの倒産が過去最多なんです。※これは現場の人手の話が中心で、そのまま経理の数字ではないのですが、"特定の人が抜けたら止まる"構造は事務でも同じですよね。」
なぜこう言うか「あなただけじゃない、全国で起きている」と伝えると、社長さんは"自分の会社だけの恥ずかしい話"ではなく"よくある課題"として受け止められ、話を続けやすくなります。統計を使うときは正直に但し書きを添えるのがポイント。大げさに言うと逆に信用を失います。
⑤提案+返金の安心を"先に"置く
「いきなり何かを導入する話ではないんです。まず7日で、御社の請求・入金・支払・工事の原価が"誰の頭にどれだけ乗っているか"を一緒に棚卸しして、次の人が見れば回る台帳に整理する——そこからです。
で、もし7日で"毎朝、抜け漏れが1枚で見える状態"にならなければ、診断料は全額お返しします。あとから追加のお金をいただくこともありません。その上で、入口の診断は誰でも83,000円ぽっきりです。」
なぜこう言うかお金を払う側が一番怖いのは「払って損したらどうしよう」です。だから「返金します」「追加はありません」という安心を、金額を言う"前"に置きます。先に不安を消してから値段を出すと、83,000円が「損のしようがない額」に聞こえます。順番が大事で、値段を先に言うと「高い」が耳に残って返金の話が入りません。
⑥締めは「今週か来週か」だけ聞く
「診断はZoomで30分ほど、社長は座って見ているだけで大丈夫です。今週と来週、どちらが動きやすいですか? 仮で2つ日程を押さえておきます。当日いらないと思われたら、一言でキャンセルで結構です。」
「じゃあ来週の後半かな」→ 日程を2案押さえて⑦へ
なぜこう言うか「導入しますか?」と大きな決断を迫ると、迷って「今はいい」と流れてしまいます。だから決めてもらうのは「今週か来週か」だけ。契約ではなく"日程"に絞り、「キャンセル自由」で決断の重さをさらに下げます。「ご検討ください」で終わらせると、そのまま何も起きずに終わってしまうので使いません。
⑦引き渡し
「ありがとうございます。当日は担当の加口がZoomでお伺いします。日程が確定したらご連絡します。」
passageさんの仕事はここまでアポが取れたら、会社名/担当者名/Zoom第1・第2希望/今困っていること1〜2行/警戒のサインがあればその旨を控えて、ROOT(加口)へお渡しください。診断はこちらで行います。
2建設ならではの"締切"で押す(1文だけ足す)
④か⑤の前後に、その会社に合わせて1文だけ混ぜると効果的です。動かせない締切は逃げられません。
許認可の期限が近そうな会社に「そういえば御社、
決算後4か月以内の"決算変更届"、あれも実質お一人が握っておられませんか? これが
5期分そろっていないと、次の5年ごとの許可更新が受理されないんですよね。
更新の年に"抜けてた"と気づくともう間に合わない、というのが怖いところで——その方が抜けたら、次の届出は誰が出しますか、という話でして。」
なぜこう言うか建設会社には絶対に動かせない役所の締切があります。「更新が受理されない」は具体的な困りごとなので、社長さんが「たしかにそれは困る」と実感しやすい。他の業種にはないので、建設会社にだけ効く強い切り口です。
3断られたときの返し方
一度返して渋られたら、それ以上は押さず引きます。追いかけません。
断り「うちは大丈夫、回ってるよ」
「それは何よりです。ひとつだけ——更新期限や支払いの締めが"うっかり"で切れそうになったことは、過去一度もないですか? 一度でもヒヤッとした記憶があれば、その予防だけでも診断の価値はあります。」
▸ 「回ってる」を否定せず、"ヒヤッとした記憶"という具体的な体験を1つ思い出してもらう。
断り「税理士に見てもらってるから」
「先生は"申告が正しいか"は見てくださいますよね。ただ、その申告のもとになる日々の請求・入金・支払を、社内で"誰が"作っているかは御社の中の話なんです。先生に渡す前のその部分がお一人に乗っていると、その方が抜けた瞬間、先生に渡すものが作れなくなる。いまその"渡す前"は複数人で分かれていますか?」
▸ 税理士がやること(提出物のチェック)と、ROOTがやること(提出物を作る前の社内事務)は違う、と分けて伝える。
断り「会計ソフト(freee/弥生)はもう入れてる」
「土台はできている前提で伺いたいのですが、そのソフト、"入力して運用している人"は実質お一人ではないですか? どの取引をどう入れるかの判断はその人の頭に残るので、ソフトがあっても運用者が抜けると止まるケースが一番多くて。今日は"入れませんか"ではなく"その人以外も回せる状態か"の確認なんです。」
▸ 「ソフトを入れた=安心」という思い込みを、"使っている人が抜けたら止まる"という事実でやわらかく崩す。
断り「高い/今そんな余裕ない」
「診断は83,000円ぽっきり、それ以上は一切かかりません。しかも7日で直らなければ全額返金です。むしろ、請求書の出し忘れや入金の取りこぼしが1件でもあれば、それだけで診断料は取り返せる金額なんです。まずは診断だけで結構です。」
▸ 返金で"払って損する不安"を消し、"取りこぼしの方が高くつく"という視点に切り替える。
断り「資料を送っといて」
「もちろんお送りできますが、紙で見るより、Zoom30分で御社の事務のどこが詰まっているかを実際にお見せした方が早いです。日程だけ仮で押さえておいて、当日いらなければ一言でキャンセルで結構です。」
▸ 「資料送って」は"やんわり断り"のことが多い。宙づりにせず、負担の軽いアポ(仮押さえ・キャンセル自由)に着地させる。
4絶対に言わないこと
「必ず倒産します」「絶対に間違いがなくなります」 ― 大げさな断定は信用を失います
「経理を代行します」「請求書を代わりに出します」「振込します」 ― やらない業務です。誤解させると後でトラブルに
「補助金が通ります」「行政書類も作ります」 ― これは行政書士の仕事で、ROOTはやりません
「今だけ」「特別に値引き」 ― 全員同じ83,000円です。値引きは言いません
金額の"幅"(30〜150万くらい)/「状況によりご相談」 ― ぼかすと相手は一番高い額で身構えて逃げます
相手の弱みを根掘り葉掘り聞いてから値段を出す ― 主導権を奪う印象になり、警戒されます
◎ この台本のコツ(1行)「押して契約させる」のではなく、"その人が抜けたら回るか?"という問いを残し、返金で不安を消して、判断を"日程だけ"に絞り、社長さん自身に選んでもらう。焦らない担当ほど、アポが取れます。